秋の祝日「文化の日」。どういう祝日なのか、ピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もその1人でした。
日本の伝統や、四季の移り変わりに目を向けるきっかけになる季節のイベントは、子供たちにもしっかり伝えていきたい大事な教育のひとつ。
秋の読書週間のちょうど間にある「文化の日」をご紹介します!
文化の日とは?2019年の文化の日はいつ?
「文化の日」とは、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とした祝日です。
……というのも、日本国憲法が公布されたのが11月3日で、この憲法が平和と自由を尊重しているということから「文化の日」がつくられました。
元々この日は、明治天皇の誕生日「明治節」という祝日でしたが、敗戦後、日本を占領していたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)からの反対により、「明治節」は撤廃。この日を憲法記念日にしたいという日本の意は強く反対されましたが、憲法記念日以外の記念日であれば可ということで、GHQのお墨付きで作られた国民の祝日が「文化の日」です。憲法の理念が反映されているのは、そういう経緯があるからです。
また、日本国憲法が施行された、公布から半年後の5月3日が「憲法記念日」という国民の祝日になっています。
どちらも、その日に意味があるような祝日なので、ハッピーマンデーにはなりません。日付固定の祝日です。
2019年の文化の日:11月3日(日)今年の文化の日
文化の日の過ごし方
この日の大きなイベントとして、皇居で行われる「文化勲章の親授式」があります。ノーベル賞を受賞された方々だけでなく、小説家や映画監督、音楽指揮者、建築家など、文化の発展と日本の技術に深く貢献した人々へ授与されるもので、伝統的なセレモニーです。
そのほか、もっと身近なイベントとして、「文化の日」は全国各地の博物館や美術館などの文化施設に無料で入れたり、特別な催し物があったりします。せっかくの「文化の日」なので、芸術やアート、文化活動やスポーツなどに触れてみてはいかがでしょうか?是非お近くの文化施設の公式ホームページなどを確認してみてくださいね。
家族みんなで文化を楽しむ文化の日
「文化」と言われても、小さい子供はピンと来ないかもしれませんが、親子で楽しめるようなアートワークショップイベントも、最近では多く見かけます。少しシュールなものや変わったアートなど、現代アートは厳格な芸術品とは違って、取っ付きやすい内容になっています。なかなか博物館や美術館にも足を運ばないという方も、この機会に是非遊びに行ってみてくださいね。
家族みんなで「文化の日」という祝日を楽しんでください!